UNIQLO(ユニクロ)ジーンズ股修理

UNIQLO(ユニクロ)ジーンズ股修理

依頼の経緯

港区在住のお客様より店舗にお持ち込みいただきました。
ご利用は今回で3回目のリピートです。
歩行時に引っ掛かりを感じるようになり、破れが広がる前に直したいとのご相談でした。
受付からお渡しまで、ジーンズリペア工房jeans704の職人が一人で対応いたします。

依頼品のブランド

ブランドはUNIQLO(ユニクロ)です。
ユニクロはファーストリテイリングが展開する日本発のグローバルブランドで、ベーシックで長く使える「LifeWear」を掲げています。
デニムは国内外のデニムメーカーと共同で素材開発を行い、セルビッジデニムやストレッチ性に富むモデルなどラインアップが豊富です。
柔らかく動きやすい反面、負荷の集中する股部分は生地が薄くなりやすく、早めの補強が長持ちのコツになります。
「ユニクロだけど直せます?」とご来店されるお客様の多いですけど、ファストファッションだから、安価な物だからと修理を戸惑う必要はありません。
まだ穿きたいと感じるのであれば、修理に出すべきです。
あなたの穿きたいをjeans704は応援します。

修理前のお品物の状態

股の縫い合わせ周辺に擦り切れと横方向の裂けが見られました。
表地のタテ糸が飛び、ヨコ糸だけが残ったスカスカの状態です。
このまま着用を続けると破れが生地目方向へ広がり、穴が大きくなるリスクがありました。
ビフォー画像では白っぽく見える部分が摩耗で薄くなっている箇所です。

修理過程と修理後

まず周囲の傷んだ糸を整理し、負荷のかかる向きに合わせて下地の浦当て布を形成しました。
裏側に薄手ながら強度のある接着芯生地を貼り、表側から色味の合う糸で細かいステッチを生地目方向へ走らせて生地を再構成します。
生地目の割り方向を保ちながら、可動域を妨げないようステッチ密度を調整しました。
アフター画像のとおり、表面の段差が少なく自然な仕上がりです。
着用時のツッパリ感も抑えつつ、今後の摩耗に備えた補強ができています。

修理代金、納期

修理メニューは「股修理」です。
修理代は3300円+消費税です。
受付は店舗での対応です。
納期は混雑状況にもよりますが、目安として31日以内でご案内しました。
お急ぎの場合は可能な範囲で調整いたしますのでご相談ください。

職人コメント

股の擦り切れは放置すると一気に広がりますが、今回のように早めのご依頼なら生地感を保ちながらしっかり補強できます。
ジーンズリペア工房jeans704では、受付から修理、受け渡しまで同じ職人が責任を持って対応します。
「いつもの1本を長く穿きたい」という方は、小さな糸切れの段階でもお気軽にお持ち込みください。
ビフォーアフターのように、見た目と耐久性のバランスを考えた修理をご提案します。
皆さまの大切なジーンズを、これからも丁寧に直していきます。